お米を三合


k 2004/8/13
冗談です
ホントはこんなに驚いてません
(とはいえ驚いた)
 ←これ美化した自分とはいえ怖すぎ

下の子に「お米を三合」炊いてと頼んだら、炊飯器のお釜の水位の記号の「3」のところまでお米を入れて研ぎ、「水はどれくらい入れたらいいの」と、聞きにきたのだった。


下の子は、”「お米カップ」で米を3合量り、水はお釜の「3」の記号のところまで入れる”と知らなかった。
 既に研いでしまったその米を量ったら7合ちかくあったので、4合分を冷蔵庫に入れて翌日使った。
いっぱい間違えてくれ。
私はこの手の間違いに寛容になっている。
EさんやSさんのサイトのおかげで、子どもにとって「家庭」とはそういう場所なのだと深く知ることができたので。



「危険に対する状況判断」

k 2004/11/5
少年サンデー49号 あだち充の「KATSU!」

ヒロインが別居している父親のボクシングジムにおせちを持っていく。ジムでは従業員のお兄さんが留守番をしていて、父親はすぐ戻ってくるから待つよう勧められる。

で、今はジムに従業員のお兄さん一人と確認した香月は、やおら、ジムの玄関先にあった鉄パイプを肩に乗せ、「おじゃましまーす」と言って室内に入る。

 私は「なんで鉄パイプ?」と、その意味するところがわかるまで数分かかった。
これは、あだち充のマンガにはそういったことが起きるような話は絶対にありえないと長年の読者なら知っているからで。

(それに香月はコンビに強盗をKOするくらい強い女の子なので、これはシャレで描かれたようなものでもある。
あだち充が、こういう女の子の立場からみたエピソードが上手いのは、少年誌で描く前に少女コミックで描いていた所以か。

で、サンデーを読んでいるウチの子どもらにも、別々に聞いてみた。
「どうしてここで、香月は鉄パイプを持って入ったかわかる?」
(かなり答えにくい質問だと思うものの)

小学校中学年の下の子は答えた。
「自分を保護するため」

中学生の上の子は答えた。
「襲われときにやり返すため」

(↑言ったそのままを書いている。小学生と中学生のモノの言い方としては、まるっきり逆じゃないかテメエラ! )(=_=)

そーなんだよ。
たとえば君たちが友達の家に遊びに行き、「妹はちょっと外出してるから帰ってくるまで待っていれば」と留守番をしているお兄さんに勧められた時、これくらいの判断が働くようになってくれよ、それが君たちの「危険に対する状況判断」てモノだよとハハとしてしつこく念を押したのだった。


私と同年輩くらいのある女性は、子どものとき、ある「お姉さん」に家に遊びに来るよう勧められ、それでも初めて他人の家に行くのは少し怖かったので、「万が一のときのために」「ポケットに小石を沢山つめこんで」出かけたという。
子どもなりに色々考えることはできるのだ。


ただ、下の子は、放課後や休日に遊びに行くような友達の家がないということのほうが問題なのである。




「ガラスの仮面」のフィギュア


k 2004/10/9
夫がコンビニ菓子についていたガラスの仮面のフィギュアを持ってきた。

「口の端から血を流してる場面なんてあったっけ」と夫と大笑い。

下の子がフィギュアを見て言った。
「あっ『たけくらべ』の場面だね」

フィギュアについている解説のカードには「たけくらべ稽古」とあった。下の子はそれを見ずに当てたのだった。があああああああん。

私「なんでわかったのよ」
子ども「口から血を流してる場面は『たけくらべ』のこうこうこういう場面じゃないか」
やめてくれええ。あんた北島マヤか。そこまで読み込まなくいいってばあああっ。

(上の子にもフィギュアを見せると「最初の方の劇の場面で...なんていう劇だっか名前が出てこない...」 こっちはわかっているけど言葉が出てこない。)

(そりゃ確かに「ガラスの仮面」をわざわざ新古書店から買い集めて子どもらに見せたのは私で。自分が子どものとき新刊が出るたびに既刊分をそろえ、一度引越しのときに処分し、いままた 子どもに読ませたくて買い揃えたのは、なけなしの親ゴコロというべきか。)





バカ二人

k 2004/10/7
下の子は哲学の案内「ソフィーの世界」に手を出したバカ

「あんたにはこの本はまだ無理だよ」と言った私がバカだった。

そういうことを言うと却って読み始めるものでした。しまった。(あまり小学生向けの「物語」ではないので読ませたくない)

かくなるうえは「がんばって読んでね」と言うことが止めさせる一番の方法だ。
と思ったが、ヤツの質問に答えず、辞書をひかせるのが最善の方法だった。

下の子は辞書をひかせると、わからないことがさらにわからなくなった挙句、パニックを起こすバカ者でした。

挫折するだろうとは思ったが、案外早く挫折してくれた。
(あまりにうるさいので「スリリングと言う言葉には怖い気持ちの中にどきどきワクワクする気持ちが3割くらい混じってる場合を言う」と教えた)





[ あくたがわ りゅうのすけ その1]
k 2004/10/1

子どもが「芥川賞って何」と聞くので芥川という作家にちなんだ云々と教えたが、肝心の芥川龍之介を知らないという
(コイツは「くもの糸」も知らなかった。)

図書館で検索すれば読めると教えた結果が左絵


私 「なんで『あふたがわ』なんだ」

子ども「『へびにぴあす』も『けりたいせなか』も『あふたがわ賞受賞』ってTVで言ってたじゃないかっ!お母さんだって『あふたがわ』って言ってたじゃないか!!!」

そう聞こえてたんか。


[あくたがわ その2]

k 2004/10/7
子ども 芥川龍之介「くもの糸 杜子春」を借りてくる。

赤い鳥の会・編 小峰書店発行

確かに子供向けの大きな活字の本なのに、いかんせん、表紙のカットがシュールで、ウチの子はすごくイヤだったようだ。

いやいやながら一回読み「もう二度と読まない。お母さん図書館行ったとき返しておいて。この本見たくない」ときたもんだ。
さらに、この絵を思い出すと眠れない、怖い気持ちになった、どうしたらいいんだと怒りまくる。心底怖かったようで、真面目に困っている。

怖いんだったら歌でも歌ったら。そうだ、タヌキ踊りを踊りなさい、と言ってさらに怒らせてやった。可哀想なのでスクラップ帳(新聞の切抜きの面白写真などが貼ってある)を貸してあげるとやっと鎮まった。




[イラクの宗教]
k 2004/9/26
「第二次大戦後のアメリカによる日本支配は上手くいったのに、今のアメリカによるイラク支配が上手く行かないのは何故か」
ウチはいつもこういった話題を子どもと話しているわけではないです。しかし下の子はからかうと面白いので、そういう話をふってやることもある。

下の子はもごもご言って答になってないので、「じゃあイラクと日本はどこが違うのかな?」と聞いてあげた。

私「日本の宗教は?」
子ども「仏様もいるし神様もいるしクリスマスもやるから色々あるよ」

一応わかっているよう。
チビまるこちゃんにあった”神社の社務所で町内会の子ども達のクリスマス会をひらく”おかしさを。
「じゃあイラクの宗教は?」と聞いたときの答が左絵

笑うに笑えない。(笑ってしまったが)

夫が聞いていて「日本だって『天皇陛下のために生きて天皇陛下のために死ね』と教えてたじゃないか」と口を出す。

そうか、そういう意味では間違っていないのかもしれない。
日本とイラクでは、宗教が、文化が、歴史が、政治体制が違うという見方考え方を教えたかったが、「イラクの宗教はイスラム教」と教えたところで挫折した。(子どもの答えに私がバカ笑いしてしまい、話にならなかったので)




TVのニュース
オエビの機能で遊んでいるうちに、たまたまこういう絵になっただけで深い意味はないですk 2004/9/4
ふだん子どもに向かってTVのニュースを解説するなんてことはしない。

が、たまたま飯時に付いていたTVが、ロシアのチェチェンのテロにより子どもが100人以上体育館の崩れた天井の下で亡くなったニュースを映していた。

私は子どもに言った。
「もし日本がこの前の戦争で勝って(勝たないまでも何らかの理由で)中国につくった満州とかの植民地を今もそのまま日本人が占領し続けていたとしたら。

もしかしたら君たちも、国を返せというテロリストによって学校の体育館に閉じ込められていたかもしれないんだよ」

下の子はちょっと考えてから「日本は(戦争に)負けてよかったね。負けるが勝ちだね」と言った。(いやあのその「負けるが勝ち」の使い方はちょっと違うんじゃないか?)

(自分に何が出来るのか)




親業その1(?)
金色のガッシュ:魔物の子どもが人間のパートナーと組んで王位をめぐってバトルするマンガ。負けた魔物は魔界に強制送還されるところは平和的。

k 2004/8/29
親だからではなく自分がマンガ好きだから、子どもの読んでるマンガはほとんど把握している。

なので小学校中学年の下の子どもの「ガッシュに出てくる○○や××って魔物の『子ども』には見えないよ。△△なんか、17歳って、ガッシュのまるかじり本に書いてあった。」という疑問に対して「人間と魔物では寿命が違うから、17歳でも『子ども』の範疇に入るんじゃないの。魔界の王を決めるのは 千年に一度というくらいだから」「あ、そうか」という会話ができる。

答えられない問いに対しては、問いを問いなおすことで対応。
子「魔物ってどれくらい生きるのかな」
父「魔物の世界で人間のような『時間』の観念が成り立つの?」
子「...(苦悩)」
母「『人間界の時間の単位』では千年に一度の王様決定バトルがあるんだよね?」
子「そうか、じゃあ千年くらい生きて死ぬんだ」
母「生きてるけれどもリタイアして王位を譲るという場合もあるよ」
子「......もういいっ!」

下の子の性格を歪めているのは親ではないかとゆう気もする。ははは。


親業その2(子どもの憑き物落とし、じゃなくて、ただの薀蓄垂れ)

k 2004/8/29
小学校中学年の下の子どもは理屈っぽくて神経質でかんしゃく持ち。一言で言えば、ウルサイ。

しかし話が通じるので助かる(こともある)。
先日も上の子と大喧嘩してハハ(私)のところに来て八つ当たり。
「どうして先に生まれたほうがえらいんだ。私はなんで妹に生まれたんだ。お姉ちゃんはずるい!ずるい!ずるい!(はてしなく続く呪詛の言葉)」

なので、「先に生まれたほうがエライ。ずるい。得をする」という前提を問い直してやる。

私「双子が生まれた場合、先にお腹から出てきた方を『妹,弟』、あとから出てきた方を『兄,姉』にする文化もある」
子「え、なんで」

私「先に出てきたほうが『つゆはらい』という考え方でそうする地域もあったんだって」
子「『つゆはらい』って何」
私「大名行列なんかでは、先頭を殿様が歩くか?違うよね。云々」と説明する。

(これが小学校低学年の頃だと、「『大名行列』って何?」と聞き返し、大名行列について『江戸時代云々』と説明すれば「『江戸時代』って何?」と果てしなく続くので私のほうがキレていた。だからこの程度の説明で理解してくれるようになったかと思うと、ほっとする)

私「農村の場合は長子相続だけど、漁村なんかでは末子相続といって、末っ子がイエを継ぐ場合もある」
子「あ、それ前に聞いた。上の子どもの方が海で死ぬ場合があるから。下のほうが生き延びるから」

私「農村でも、女の子ばかり生まれた場合は、誰かが婿をとってイエを継いでくれればいいわけで、一番上の子でなければということはないでしょ」
子「...」

私「スイカやカボチャは一番先に出来た実が美味しくて、あとにいくほど味が落ちるという説もあるから、人間の兄弟も下の子ほど中身が薄くなるという考えもあったけど(「うらなり」は「末成り」と漢字で書くわけで)、コレが水俣病やダイオキシンの話になると、先に生まれる子どもより、後から生まれる方が得をすると言える」
子「え、そうなの」

私「水俣病などの場合、母親から栄養と一緒に有機水銀が胎児に行って、子どもが毒を吸い取った分、お母さんの身体がきれいになるでしょ」
子「知ってる。『死の国からのバトン』に出てた」

私「子どもを産むほどお母さんの身体から毒がなくなる。で、上の子どもよりも下の子どもにいくほど、子どもの身体に行く毒は少なくなる。だから、下の子の方が生き延びる確率が高くなる。」
子「...」
(ここらへんになると子どもは「もういい」という感じになってくる)

私「『ナウシカ』の宮崎駿のマンガ版のほうに、最終巻で、ナウシカにはお兄さんお姉さんが10人いたけど、皆、子どものうちに死んで、末の子のナウシカだけが生きのびたとあるでしょうが。 −私の『生』は10人の兄姉の死の上に支えられている−っていうナウシカの独白が最終巻にあるんだよ。
アレはそういう意味なんだよ(断言)。わかる?」

さすがに下の子はマンガのナウシカを読んでないので、(あれは小学生には難しいと思う)ここらへんになると子どもは自分から腰を浮かし、逃げ出す。

かくして子どもは私の宮崎駿論を聞き損ねるのであった。


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