平成10年度のことなので、公開しても良いだろうと思うので記録しておく。

   [多分最初は好意で行われたものが、やめてはならない”伝統(慣習)”になったと思われる例]

これは決してPTAの某委員会を批判するわけではない。

何年か前の役員が好意で行ったことが、その後携帯で気軽に写メが取れる時代になっても続き、やめられなくなった(誰も「自分が役員のときにやめようとしない」ということで続いてしまった例として残しておく。

本当の本当に、最初は役員の誰かが「ちょっと気を利かせた行為」だったと思うんですよ。

私は「やめるべきだ。やめても問題ないんじゃないか」と異議申し立てをしたのだが。

「PTAの作品展に作品を出す人は毎年ほとんど決まっていて、その人たちから『去年の作品展ではお礼状もらったのに、今年はないのか』と言われたら・・・」という理由で(あとで文句を言われたら困るから?)、はっきり言えば勝手に忖度して、または「今まで続いてきたことを、自分の代でやめる」ということにすごく抵抗を感じる人がいて、やめるにやめられないのだった。


児童が図画工作や家庭科で作った作品を展示する展覧会にあわせて、PTAの作品の展覧会がある。
そこに作品を出してくださった方々に、お礼状をPTAが、いや、PTAの展覧会を担当しているPTA文化委員会が、作品を出した方一人ひとりにお礼状を出すことになっていた。
写真のフィルム代、現像代もPTA文化委員会の予算に組まれていた。

こういうの




作品を写真に撮り、お礼状とともにはさんで渡す。






書、絵画、手芸、手作り服、トールペイント、生け花そのほかいろいろ、素晴らしい作品が出展されていました。

PTAの作品展が盛況な時代がかつてありました。
(もちろんそれが悪いとか言うわけではないです)(すでに「古き良き時代」です)

しかし少子化でPTA予算が減っている!PTA役員の引き受け手がない!PTA役員の仕事を減らしたい!

ということで、このときすでに作品を出す人が減少していたPTA作品展を何とかしたいと私は思ったが、なんともなりませんでした。壁は厚かった・・・。

PTAの展覧会は、自分の子どもの通う公立小学校で行っているのだから、同じ市内の小学校ではどこも同じようにやっているのだろうと思っていたが、そうではないということを、あとで市内の小学校のPTA交流会で知って、がくぜんとしたものでした。

(PTA役員がお母さん達に声かけしなければ作品が集まらないような状況の小学校では数年後に総会で決議してやめた)
そのPTA交流会もなくなっている。

さすがに年々作品を出す人は減少していたので、2015年(平成27年)はどこもPTA展覧会(作品展)やめたのではないか。もしくは、有志で、つまり作品を出したい人が自分たちで展示を取り仕切るような形になっていると思う。思いたい。


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2015/11/26 (木)

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