青少協れぽーと
 その6
 青少協は
 各地域で秋に

 行事を行う
H市には7つの中学校と20数校の小学校がある。
A小,B小,C小と、その卒業児童達が(私立に進学しない限り)通うヒガシ中学校
D小,E小,F小と、その卒業児童達が(私立に進学しない限り)通うニシ中学校
というふうに、青少協は中学校の校区で7つに分かれている。

毎年秋に、各地区の中で、地域の親子向けの行事を企画する。

すでに各小学校にはPTAの文化行事があり、それぞれ校内でイベント(講演会や親子料理講習会など)を企画、実施しているのだから、さらに各小中学校の青少協役員が、各青少協区域内の児童に向けたイベントを企画するという理由がいまひとつ理解できない。
 「レクリエーションの数は多い方がいいから」「各小学校内のイベントとは一味ちがった大きな行事を青少協では催すことが出来るから」という理由がうかぶが、後者については少し疑問。

青少協のイベントも各小学校で文化部が実施するときのように申し込み制で、おまけに「親子で○○」が原則になっている。
私が青少協役員1年目の青少協行事は、A小は「親子で自然セミナー」,B小は「親子料理教室」,C小「親子で体育館で遊ぼう」ヒガシ中学校「親子天文教室」というふうに、前年度に大枠が決められていた。

それぞれの催しのお知らせ兼申し込みのチラシをA小,B小,C小,ヒガシ中学の分を印刷し、組み込みを行い、各小中校に持って行き、後日、申し込み用紙を各学校まで回収に行く。
A小の企画するイベントにはB小,C小,ヒガシ中学等の青少協役員が手伝いに来る。
B小の企画するイベントにはA小,C小,ヒガシ中学等の...というふうに助け合う。
ほんとうにご苦労様です。



A小の青少協1年目の役員(私達)が企画した「自然セミナー」は、「葉脈標本を作って、しおりにしよう」というもので、これは、1学期中に何をするか話し合って企画を煮詰め、葉っぱをとってきては実験を繰り返し、9月には、当日手伝いに来る人たちにも2回集まってもらい、リハーサルを行い、話し合いを重ねた結果「当日は葉を煮るところからはじめると時間がかかりすぎるから」ということで、前日に役員達が葉を摘んできて煮出し、溶液に漬けた葉っぱを準備した。
「そこまで役員が用意してしまって、イベントと言えるのか?」と思ったが、「とにかく当日は時間内に終わらせなければならない」が絶対条件だった。当日は「作業の説明の前に、最初に校長先生、次に教頭先生。次に青少協の地区会長に挨拶を行ってもらう(長いっ!)」のも時間を食う。
 また、実際に親子らの作業が始まってみると、簡単には完成しないので、これでよかったのかと思った。(>本当にいいのか?>仕方がないッス)
申し込みはA小,B小,C小の親子合わせて100人近くになり、A小の理科室と家庭科室に分かれて行ったので、盛況だったといえる。
             ↓↓↓当日参加者に配布した説明書き↓↓↓


描きました〜ウケました〜


行事の「親子で参加」について
 青少協の行事が原則として親子で参加というのは、時代にそぐわないと思う。今は単身家庭も多いので、(天文教室など夜のイベントは別としても)子どもだけの参加も認めるべきではないかと理事会で私は提案した。

 しかし、「うどん作り教室などで、今でも、なべが沸騰してる横で、子どもが騒いでてもお母さんたちはおしゃべりしてるという有りさまだから、子どもだけの参加はできない」とA会長さんは言われた。(にべもなく、却下)

 ↑これは一体どういう理屈なのか、私にはよくわからない。「なべが沸騰してる横で子どもが騒いでいて危険でも、その子のお母さんたちがついているなら、それはその子のお母さんの責任になり、青少協の責任にならないから」と理事長は言いたいのか???

(ちなみに、申し込みの親子全員には当日のPTA保険はかけてあり、期日を過ぎてから申し込みをした親子に対しては、保険の申し込みが間に合わないことがある。
そういうときは、役員が当の親子に電話で「参加は認めますけど、当日、何か事故があったときの貴方がた親子の保険はかけていませんので、ご了承下さい」という電話を入れなければならない。)

 なべが沸騰して危ないと思うなら、うどんがゆで上がるまで子どもを別室に集めて、簡単なゲームをするような配慮をすればいいのに。
 うどん作りには私は参加しなかったので知らないものの、ほかの行事のとき、役員さんたちの配慮が少し足りないなと思ったことは他にも多少ある

(他の小学校での青少協の行事に手伝いに行ったとき、子供同士で、他の子どもと話をする、知り合うというきっかけにもならないのがちょっと気になった。体育館で「バルーンアートを作ろう」の行事でも、なんといったらいいのか、同じ部屋で別々にゲームをやっている風景に少し似てる。(あれは親子で来て、それぞれ個別で風船人形を作って満足する行事だったんでしょうか。「お母さん(又はお父さん)と来て、風船作って帰った」という感じ。他の子どもやそのお母さんからの声かけ、他人からの「よくできたね」と言う言葉がけなど、青少協の役員の方たちも、ふだん言ったことがない(慣れてないこと)言葉かけはできない。)

そういう自分も、他校の手伝いに行ったものの、知らない子どもにどう話しかけたらいいのかわからないので、しなかった。青少協のお手伝いのお母さんたちも行事の進行をこなすことに懸命で知らない子どもへの言葉がけがない。
いろいろ気になる。多人数が参加すれば必ずしも成功というものではないと思うようになった。
(私は他の小学校の総合学習の授業のアシスタントに手伝いで参加したことがあり、そういう時は事前に自分のような協力者に、子どもにどう接するかのレクチャーの時間もあったので、余計そう感じる)
できれば今の時代にあったものに、もう少しかわっていってほしいと思う。

子どもの家族形態が一様でなくなった昨今、「保護者同伴」を義務づける青少協行事は少なくしてほしいが、子どもの一人歩きは危ない世の中になってきたので無理か?

(05,04,29)

その7
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