その5 そもそも校外委員会とは何か



「校外委員会を知ってください」というプリントに『役員はアミダで決まることもある」と書いたら、校長から「『アミダ』は削るように」とチェックが入った。

「ほんっとうのことを書いて何がまずい」と思った私(校外委員長)は校長を説得した。

=============== 校外委員とは  =============
小学校によって、校外生活部,校外委員会,地区委員会などの名称の委員会。
 学校の外で行う行事を担当すると思ってください。
●同じH市内の別の公立小の校外委員会では、地域の保護者の世帯の古紙回収を校外委員が担当して行っている。
古紙の売却金と市からの報償金(H市では市内の団体が資源回収をすると、処分した資源1キロあたり10円の報償金が出るので、古紙の売却金よりも、報償金の方がバカにできない金額になる)をPTA予算に入れている。
 そのほか自治体によって
●地域パトロール(毎日行っている地域もあれば夏休みなどの数日だけの地域など、色々。)
●夏休みに地区の子どもの集めてラジオ体操
●通学路の安全チェック
●地区の班ごとの行事
など、活動は様々。


A小の校外委員会は
地区ごとの連絡網を作成。
(これは、クラスごとの連絡網とは別で、「運動会は前日の雨のため1時間遅れで始める」「台風のため本日は休校にします」などの全校児童の一斉連絡網として使われる。小学校に2人以上の兄弟姉妹を通わせている世帯にとっては、連絡をまわすのが一回ですむところが便利。)
班ごとに夏休みに行事を企画。
PTA予算から班の児童一人につき200円の予算が出るので(つまり、児童20人の地域なら200円×20人=4000円。)子どもらを校庭で遊ばせた後、割り振られた予算で買ったスイカ割りをして食べたりなどしている。
「愛のひとこえ運動」を兼ねた安全パトロールのスケジュール表を作成。
青少協から「愛のひとこえ運動」をするように各学校に要請がおりてくる。(この言い方は間違っているが、これが実感。)その間、地域パトロールを校外委員が立てたスケジュール表にしたがって、地域の保護者で順番にパトロールを行う(はず。)
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↓これは、A小の校外委員会の内容を保護者に理解してもらうためのプリントで、B4を二つ折りして両面に印刷し、4頁という体裁にして配布した。残念ながら2年後には引き継がれなくなってしまった、つまり「過去の遺物」なので、具体的な地域名を消してネットに載せることに問題はなかろう。

1頁目(表紙)

2頁目

この右隅の書き込みで
校長ともめました

「アミダでは品がない」ということで「クジで決めることもある」に変えた。
「PTA役員は」と書いたら「校外委員会は正式にはPTA役員ではない」とチェックが入ったので、「PTA役員は」に変えた。とにかくチェックが厳しい。




3頁目


4頁目


「青少協の任期 2年〜3年」と入れるかどうかでまたもめた。
「そんなことを書いたら校外委員長のなりてがいなくなる」と言う先輩役員までいて
「それではサギだ」という言葉をぐっと飲み込みました、自分。

05,04,16)

その6
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