青少協れぽーと ≡その10≡  むなしいこと〜
■「青少協だより」について

各地区の青少協では年度末に各「青少協だより」を編集し、年度始めに地区内の各小中学校や自治会や地域センターなどに配布している。
(ちなみに、干菓子中の「青少協だより」は上質紙で2色刷りの中綴じ16頁を地元の印刷所に注文して作っている。7地区の青少協のうち、一番青少協だよりに金をかけていることが後日わかった。ほかの6地域はいずれも、PTA室や公民館の印刷室にあるような簡易印刷機でお知らせ程度のものにしている。こんな立派な冊子をつくっていなかった。ほかの地区はその分の予算を行事にまわしているのだろう。)

U団地にだけは「青少協だより」を各郵便受けに理事たちで手分けして戸配している。

U団地の全戸配布については、私以外にも、若干の反対意見が出た。
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1)団地に住んでる世帯で小中学生の子どものいる家庭の場合、既に小中学校から一部ずつ配布されるうえに、郵便受けにまた一部入ってくるので、資源の無駄である。

2)集合郵便受けの下に不要なチラシ類を入れるカゴを置いている団地入り口もある。ある役員は「青少協だより」を集合郵便受けに入れて回った後、近くのスーパーで買い物してそこを通りかかると、いましがた配った「青少協だより」が集合郵便受けの下のそのカゴにどさっと捨てられているのを見かけた。虚しいのでやめようと訴えた。

3)「青少協だより」は団地内の地域センターの受付他にも置いているので、読みたい人だけ読めばいいのではないか。
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これに対して御年配の理事さんから強烈な反対意見が出る。

地域センターまでとりに(老齢で足腰が弱くて)行けない人もいるから全戸配布で届けなくてはならない。
青少協/干菓子中学校地区の前の理事長さんがU団地に住んでいらっしゃるので、U団地の全戸配布をやめるわけにはいかない。
印刷屋さんには干菓子中地区の「青少協だより」を安く刷ってもらっているので、団地の全戸配布をやめて部数を減らすと、あとになって、やっぱり元の部数に戻しましょうという話になっても戻してもらうのは無理だろう。
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ということで決をとると、多数決で今までどおり「U団地は全戸配布」ということになった。

U団地にはかつて青少協活動に協力してくださった御年配の方が少なからず住んでいるのだろう。だったら、そういう方には直接届けに行った方が早いと思うのだが。
印刷に金をかけすぎることについて見直しを提案しても、
「変えるのは簡単ですが、あとで元のほうがよかった、戻そうと思っても戻せませんよ」と、事務局長さんは脅しに近い殺し文句を言う。これに逆らえる人は少ない。

私は理事2年目で干菓子中地区の「青少協だより」編集を担当したが、団地の全戸配布には反対した。しかし多数決で「今までどおり」に決まった以上、(納得はいかないものの)U団地の全戸配布にも参加した。ちゃんと配りました。

一案として、「市報を配る人(市から有償で委託を受けている)に、市報と一緒に団地に『青少協だより』を配ってもらうことはできないか」と提案もして。それを事務局長さんから市に問い合わせてもらった。しかし、役所内の管轄が違うのでできないという回答をいただいた。

■行事は「親子で参加が原則」について
 青少協の行事が原則として親子で参加というのは、時代にそぐわないと思う。今は単身家庭も多いので、(天文教室など夜のイベントは別としても)子どもだけの参加も認めるべきではないかと理事会で提案したことがある。
 低学年はともかく、高学年くらいは児童だけの参加も認めるべきじゃなかろうか。
 しかし、「うどん作り教室などで、今でも、なべが沸騰してる横で、子どもが騒いでてもお母さんたちはおしゃべりしてるという有りさまだから、子どもだけの参加はできない」とA理事長さんは言われた。
 ↑これは一体どういう理屈なのか、私にはよくわからない。「なべが沸騰してる横で子どもが騒いでいて危険でも、その子のお母さんたちがついているなら、それはその子のお母さんの責任になり、青少協の責任はまぬがれるから」と理事長は言いたいのか???

 なべが沸騰して危ないと思うなら、うどんがゆで上がるまで子どもを別室に集めて、簡単なゲームをするような配慮をすればいいのに。
 うどん作りには私は参加しなかったので知らないものの、ほかの行事のとき、理事さんたちの配慮が少し足りないなと思ったことは他にも多少ある

 青少協の行事に参加したとき、他の子どもと話をする、知り合うということになってないのがちょっと気になった。バルーンアートでも、なんといったらいいのか、同じ部屋で別々にゲームをやっている風景に少し似てる。(あれは親子で来て、それぞれ個別で風船人形を作って満足する行事だったんでしょうか。「お父さんと来て、風船作って帰った」という感じ。他の子どもやお母さんからの声かけや「よくできたね」と言う言葉がけなど、青少協の理事の方たちも、ふだん言ったことがない(慣れてないこと)言葉掛けはできない。
 私も参加したが、知らない子どもにどう話しかけたらいいのかわからないからしなかった。
 青少協のお手伝いのお母さんたちも行事の進行をこなすことに懸命で知らない子どもへの言葉がけがない。
 いろいろ気になるが、できれば今の時代にあったものに、もう少しかわっていってほしい。

子どもの家族形態が一様でなくなった昨今、「保護者同伴」を義務づける青少協行事は少なくしてほしいが、子どもの一人歩きは危ない世の中になってきたので無理かな?

その他
■私は自転車に「パトロール中」と書いた保護者が日常的に市内を走り回っているのはいいことだと思う。しかし「愛のひとこえ運動」期間中に、青少協のお母さんたちが集団で走ることの意義がよくわかりません。ふだん自転車にパト中の札を下げているお母さんたちがいるのだから、わざわざ一時だけ集団で走らなくてもいいのでは?と思う...。

■「愛のひとこえ運動」のポスター描きについては、私が理事をやめるまでは模造紙とマジックで描いたが、パソコンでイラストを添付したのを作れる方が絶対に探せばいるはじだと、作り方を変えるように提案した。
 このときの次年度の「愛のひとこえ」の担当の候補の方が、「A4サイズくらいのポスターににして、コンビニとスーパーなど、子どもの集まる場所にだけ一定期間貼るだけにしたほうがいい、一般の人家での掲示はやめた方がいいと提案するつもりだ」と言われていたので、少しは変わっていくといいのですが。

■ 2年間、青少協の理事をやりました。するべきことをやり、最後の理事会の時には、笑いを取りながら言いたいことも言った。
それまでにもとにかく言うだけ言ってみようと思い、言いたいことの70%位は言ったが、とにかくあそこは「今までどおり」が一番で、変わらないということもよくわかった。

 私は青少協を100パーセント否定してるわけでもないのに、こういうところは変えたほうがいいのではというと、そのやり方でやってきた今までの全て否定されると思われるのでしょうか。御年配の理事の方々の「なにごとも今までどおりに」の壁は厚い。

(05,06,03)

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