ショックでした


 青少協れぽーと
 その3

 選出の
欠陥システム




[欠陥システム]
 東京都の多摩方面某市の某小学校の小さな学区の中が、さらに小さな班に分かれている。
田貫木町(仮称)1丁目から4丁目までが4班に。木津根町(同)1丁目から5丁目までが5班というふうに班を分けている。 少子化により児童数が毎年減っているので、平成15年度から田貫木町(仮称)3班と4班が合併した。木津根町の班もいくつかが近々合併するという。
注/これは班ごとに春の交通安全パトロール等をするための区分であって、日常的に班という縛(しば)りがあるわけではない集団登校のような制度もない。

学校「内」ではクラスという単位からPTA役員を選出し、学校の「外」では各班から校「外」生活委員を選出する。

各班で校外委員(各班長)を出し、さらに田貫木町と木津根町で毎年交互に、「校外委員長・副委員長」と「校外委員会の書記」を出す慣例になっている。
また、校外委員は通常、5年生児童の保護者の中から出す慣例になっている。

問題 さて、↑コレの何が欠陥なのでしょうか?

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こたえ
 ■書記はたいして忙しくないので、「書記」を出す年の地区は班長がそのまま書記を兼任する場合が多い。
 ■書記や一般の校外委員(班長)は校外委員長・副の役割について、ほとんど 知らない。
  スルーしてしまうと言ったらいいのか...。校外委員長・副が青少協役員を兼ねることも、いや、青少協という団体自体が知られていない。(実際、私も知らなかった。)
 ■書記しかやったことのない班長さん達が子どもの通う小学校の3学期に、翌年5年生に進級する班の児童の保護者の宅に電話かけをして、4年生児童の保護者達を集めて言うことは「来年はここの地区から校外委員長・副を出すことになっているので、よろしく」...オイ!
 ■校外委員長・副が本当は何の生け贄なのか、選ぶ方も選ばれる方も知らないまま選ぶわけだ。いや、クチコミで本当のことを知っている人は断固として回避するので、私(達)のような正直者がバカを見るのである。

「こんなバカな話があるかっ!」と、怒ってもいいですか?
青少協の総会に行って、青くなった校外生活委員長(自分)と副委員長二人。





大人としてふるまおうと思った...
 ウチの小学校のPTAでは、その当時、あるPTA役員によると、「青少協役員の任期について明文化すると、役員のなり手がいなくなるから」という有難い御配慮により、任期についてどこにも記されていなかったという。

 通常の1年の任期だと思って青少協役員を兼任することになった私は、自分も面(ツラ)の皮がもう少し厚かったら、前述の困ったサンのような態度を示して辞めさせてもらえたのにと泣いた。

しかし、「いったん役員を引き受けてしまった以上、おいそれと辞めますとは言えない」と、常識のある人間なら考える(はず)と思った。ぐすん。

 が、今まではそういう考え方が「常識」でも、今後出てくるであろう若いお母さん方にとってはそれが「常識」ではなくなるだろうということは、辞めさせられた理事さんが二人いたという話からも予想される。

あるPTAの役員のお母さん(何人か子どもがいらして一番下の子が現在小学校高学年という、比較的、年配の方)曰く
「最近のお母さんたちのなかには、今までの常識が通じないというのか、『欠席します』の連絡も何もなしに役員会を休むような人がいるので困る。」

 保護者の一般的なありようも10年前と今とでは変わっている(日本国籍でない方も増えた)ので、PTAのシステムも参加しやすいように変わっていかなければならないはずだ。


私は気を取り直し、せっかく青少協役員になったのだから、他の自治体では青少協がCAPの企画や担当をしているところもあるので、この機会に働きかけてみようと思いなおした。(と、この時点ではなんとか前向きに考えようと、したんですよ、私は。)

その4 校外委員長(自分)が決まるまでの話
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