[もんじゃやき]

2004/8/5
下の子がここ2、3日「もんじゃやき」に憑かれていた。
きっかけは「美鳥の日々」でセイジがこうこうこういう場面でもんじゃ焼きというのを食べていたから気になったと自ら説明してくれる。
ずっと前にも「あさりちゃん」でもんじゃ焼きが出てきて同様に引っかかったことがあるが今度のほうが重症だった。

「もんじゃ焼きってどういう食べ物なの?」
「どこに行けば食べられるの?」
「どうしてウチは食べに行かないのさ?」
「いつ食べに行けるの?」
「あーあー。いつになったら私はもんじゃ焼きを食べれるのかなあ」

うるさい。まるでもんじゃ焼きを食べないウチに生まれたのは不幸だといわんばかり。
そのつどアレはお好み焼きを水で溶かしたようなゲロみたいな食べ物だの(すいません「あさりちゃん」の作者もそういいながら「もんじゃ」にハマってました)自分も荒川遊園に行ったときに食べたきりだの下町の食べモンなので東京三多摩方面には店は見かけないのと説明してやったが、諦める効果なし。

私はわざわざ電車に乗ってまで食べに行きたいとは思わない



「お父さんに食べに連れてってもらえるよう、お父さんを攻略しなさい」と、夫にふった。
え”とコドモは嫌な顔をした。
話題をふられた夫は「行かない」と即答した。
そして、もんじゃ焼きについて私と8割方同じ説明をした挙句、「お父さんは広島風お好み焼きを食べに行きたいとは思っても、もんじゃ焼きを食べに行きたいと思わない」と、コドモに引導を渡した。

その後コドモはもんじゃ焼きについてぴたりと言わなくなった。
ええまあ京極堂ではないけど、憑き物落としのお父さんです。私と違って夫のほうが信用があるから、お父さんに引導を渡されたらしょうがない、と諦めるんだウチのコドモは。

以前、夫が子どもらと外出し、電車内で騒いだら帰るよと約束させ、結局騒いだので、本当に目的地の手前で帰ってきたことがある。そこらへん容赦がないので、「お父さんの言うことは本当」と良くも悪くも信用がある。
(コレが私だったら時間と労力をかけて行ったのだからと、コドモが約束を破っても手前で引き返すことはない。)

こういうところはウチの夫のエライところだと思う。(当たり前といえば当たり前のことだが、私の父が「出来ないものは出来ない」と、きちんと言語化してコドモに引導を渡してやるということが苦手だったので)





いまどきのラジオ体操  (in 東京 某市) 

2004/8/5 (Thurs.)

自宅から徒歩10分くらいのところの神社でラジオ体操(7/30〜8/5)の看板が出ている。
氏子でなくても町内会員でなくても誰でも参加できる、恒例の商店街・地域の振興行事の一つ。

小学校中学年の下の子が7日間通い、最終日の今日、左図のお土産をもらってきた。
お土産が渡される最後のこの日だけ参加人数が普段(20人〜25人)の1.5倍くらいになるそうだ。
「ずるいずるいずるい。私は毎日通ったのに。一日しか来ない人と7日ちゃんと通った人のお土産は別にするべきだ」とウチの子は憤慨する。(何にでもうるさいんだコイツは)
 ちなみにヤクルトは7日間毎日2本づつお土産にもらっている。

 毎夏、親が寝こけているよこで、自分でさっさと起きて着替えて6時半からのラジオ体操に通うウチの子は偉い。たとえ、ウチでは買ってくれないヤクルトやジュースをもらえるから参加しているとしても。




ハリーポッターと・・・

2004/7/28 (Wed.)
9月に「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」日本語版が出る。

その次の巻の題は「ハリーポッターと混血の王子(仮題)」だと、新聞で読んだので、子どもに教えた。

幾日かしたあとの夕飯で左のように下の子に聞かれ大爆笑。

「混血」→「ハーフ」→「ニューハーフ」と頭の中で変換されたらしい。

下の子はなぜ親と上の子が爆笑するのかわからず、怒って聞く。
「じゃあ『ニューハーフ』ってなんなんだよっ!!!」

私 「一見きれいなお姉さんで、生物学的には男」
(この説明であっているのかな?) (ハリーポッターに三輪明宏が出演するのかな〜!?)




ハガ錬(鋼の錬金術師)をネタに子どもを哂(わら)う親

2004/7/23 (Fri.)
ハハとして上の子どもの通知表をみる。

今の通知表は自分達の時より幾分親切につくられている。
数学は「評価の観点」として4つあり、
「数学への関心・意欲・態度など」A
「数学的な見方や考え方」C
「数学的な表現・処理」A
「数量、図形などについての知識・理解」A
とそれどれのABCの評価が付いたうえで、
5段階評価の 「評定」 3
...
子どものテストを見ると、文章題から式を組み立てるのが出来ていない。思考力の弱さが目に余る。

ハハとして何か言うべき。で、ふと思いついたのが「ハガ錬」。知ってる人は知っている「錬金術は理解・分解・再構築」のセリフを援用して「文章問題を理解して分解して式に再構築する作業があんたは全然できていない」と言ってやった。

夫には大受け。子どもは怒りまくり。私の言わんとすることがすごくよくわかったのは確かだろう。
表現力のある人間なら「『ハガ錬』のセリフをこんなことに使うな。汚すな。イメージを壊すな」と言えるだろうが、上の子は言葉を使う力が弱いぶん腕力に訴える。(夫がいなかったら私はぶん殴られていたんじゃなかろうか...)
しかし、ウチでは子どもが「ハガ錬」を見、帰宅した夫がまたDVDで「ハガ錬」をみての繰り返しの耳タコなので、これくらいのイジワルはさせてもらおう。




歯医者

2004/7/20 (Tue.)
ウチの小学校中学年の子どもを一人で歯医者に行かせた。

5時の予約に間に合うように行ったのに、6時半になっても帰って来ないので、歯医者に電話を入れたら、「5分くらい前に帰りました。」とのこと。

で、帰ってきた子どもに、「待合室にある『おたんこナース』を読んでて帰ってこなかったんかい!」と聞いたら
「違う。歯医者のカードを受付に出すの忘れてたから」
え。

子どもは歯医者に行き、待合室でマンガを読みはじめ、5時45分くらいになって、自分が呼ばれないことに気がつき、「あの、このカード出すんですか?」と受付の人に聞いて初めて診察カードを出したという。

前回初めて歯医者に行くときは上の子について行かせたので、下の子が一人で歯医者に行ったのは今回が初めて。否、歯医者にかかるのが初めてだったのだコイツは。

診察カードを受付に出す。ということを知らない初心者でした。(爆)




麦茶

2004/7/13 (Tue.)


冷蔵庫の麦茶が切れていたため、朝から怒り狂っているうちのバカ娘。(下の絵と同じ人物)

はい。麦茶を大量に作っとかなかった私が悪いんですが、コイツは諦めが悪い、しつこい、 うるさい、 いやっかましいので困る。



コドモの質問

2004/7/11 (Sun.)
「お母さん、バイシュンって何」

...選挙の投票に行った帰りに、図書館で「虫眼とアニ眼」(養老孟司と宮崎駿の対談集)を借りてきたら子どもが先に読みはじめた。

自然観や文明論や子育てや街づくりの話などについての対談なのだ...が、宮崎駿が「だから少女が売春するんだよ」と、言ってるところがあった。

本を取り上げて前後の話を読むと、宮崎駿はコドモがコドモらしいコドモ時代を送れない世の中と言いいたいだけで、深い意味があって「売春」と言っているわけではないし、売春という話題を広げていってるわけでもない。

 話の前後に売春の意味を推測させる説明もないので意味がわからず、子どもは私に聞いてきたのだろう。

う。

そうだ。井上(き)みどりの育児コミック「子どもなんて大嫌い」にもウチと同じくらいの子どもと一緒に外国映画を見ていて、似たような、親として答に窮する質問をされる場面があった。
その答を思い出し、参考にして答えた。

「お金をもらってエッチすること」

『少女が売春』だから一応あっているだろう。さすがに「買う方を主体に置けば『買春』とも言う」なんて説明までは出来なかったが。

子どもには最近、CAPワークショップに参加させてこともあるので、少しはわかるらしく、それ以上は聞いてこなかった。

(ありがとう井上きみどりサン、ありがとう CAP)(泣)





マルタ(丸太)

2004/7/4 (Sun.)
ウチのバカ娘のことを書く (04,7月)小学校中学年で、わからないことをよく聞いてくる。それはイイコトだと思う。

だからどういう理由か知らないが「ガンは治らないの?」と聞いてきたときも、イヤだなあそういう話題はと思いつつも、「手術で切りとるとか、放射線をあててたたくとか、薬を飲むとかの方法がある」と色々説明してやった。すると「手術は大変だから薬で治るといいよね」という。

「薬も副作用が色々大変なんだよ。体質によって効いたり効かなかったりするから」「副作用ってどういうの。おしえて」
とにかくしつこい。

で、あーだこーだと新聞で得た知識で説明し
、患者さんに効くか効かないか実験してるようなものなんだよと教えると、バカ娘は言った。
「そうか、マルタが沢山必要なのか」

おまえなあっ!意味がわかって言ってんのか、どこでそんなコトバ(マルタ)覚えたんだあああっ!

と言うと、教えたのは私だった。ぎえ。

そうだった。コイツが小学校に上がる前の話だ。コイツは、昔日本が戦争をして、しかも「負けた」とどこかで聞ききかじってきたのだった。

で、「『負けた』の?日本は戦争に『負けた』の?」と「戦争」の意味もわからないくせになんだか『負けた』ということがやけにショックだったようなので、いい性格をしてる私は「日本が負けた日を『光が復活した日(光復節)』としてお祝いしてる国もある」と追い討ちをかけてやったのだった。

そうだった。
「そのころの日本はすごく悪いことをしていて、戦争で捕まえてきた人を薬の実験台にして殺したりもしたんだよ」とか色々言った覚えが。
(出典は遠藤周作の「海と毒薬」か森村誠一の「悪魔の飽食」だったか、本多勝一だったかな。)「実験台にする人間を丸太って呼んでたんだよ」とかなんとか言ったっけ。

コイツは覚えてたのか。


あわてて説明しました私は。
あのね。相手を自分と同じ人間だと思えば実験台になんかできないから「丸太」という蔑称をつけたんだよ。昔黒人差別のときも黒人をニグロ(だったかニガーだったか)と呼んだのもニグロ=死人という意味があるという説もあって、相手を自分と同じ「人間」だと思わないためにつけたという意味では丸太と同じで、だいいち、丸太って木を切って枝を切りはらったものだってことわかってるのか、ガンの薬の実験台=マルタじゃないっ云々云々ぜーはー。

ほんとに子どもはわかってるのか、いないのか。
横からダンナが「いや、案外、(患者を)マルタっていうのは本質をついているのかも」と茶々を入れる。やめろってばー。
(確かに、放射線の過剰照射や、英語の注釈を読みこなせない医師により週に一度打つはずの抗ガン剤を毎日打たれたために女子高生が亡くなったりの医療事故があるとはいえ



三枚のお札。。。じゃなかった

2004/6/7 (Mon.)

お寺の小僧さんは山姥から逃げるときに、和尚さんからもらったお札を...

じゃなかった、マンガを道にまいていきました。

山姥がマンガを読んでいる間に小僧さんはまんまと逃げおおせましたとさ


↑ ↑ ↑
ウチの子どもに少しは部屋を片付けろと注意しにいったはずなのに、つい足元に散らばるマンガ(子どもの)を読んでしまった自分を省みて思った話



子どもの本 「にんきもの」 シリーズ

2004/5/15 (Sat.)
文/森 絵都と絵/武田美穂の「にんきもの」 4部作 (童心社)

これは絵本か、漫画か 絵物語か、ブンガクというのか
ありそうでなかった森&武田の組み合わせ。
両方とも 70、80年代少女マンガ(大島弓子や萩尾もと他)を少女期に沢山栄養にしてきたようなタイプなので、話と絵が合ってます。

「にんきもののはつこい」を子ども(小学生)に渡したら、そのなかで「(主人公が)私はましょうの女を めざすのよっ」という大いなる野望が語られているので、聞くと思ったら、聞いてきた。ははははは

メモ
武田美穂のマンガ 絵本『となりのせきのますだくん』(ポプラ社 1991年刊)は萩尾望都の「イグアナの娘」が背景にあるなとか、森絵都の「カラフル」なんて、大島弓子の敷きそうな設定だとか、にやりと出来ます、

正しくは 魔性の女/男の人が何人もふらふらとついていくような女の人のことだよ とそのまま言ってやりました


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