編集途中

こんにちは

こんな話もあるのか、という程度に読んでくださいませ。

小学校の低学年の子どもの登校拒否の実例を三つ知っています。

■その1
ある小学校の先生の下に母親が相談に来て曰く。
「うちの子は朝、布団から出るのを嫌がり、学校に行くのを嫌がるので、家から出すのが大変で困っている。学校で何かあるのではないか」
先生は「わかりました。注意してみます」と応えたが、母親が退席する際に、「まったく、引越しで忙しいときに」とつぶやいたことを耳にとめ、それについて詳しく話を聞きなおした。

それによると今住んでいるアパートの取り壊しが決まり、出て行くように大家さんに言われていて、母親は引越し先を探している最中だとのこと。
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その子は親たちが「住んでる場所が取り壊しになる」と話しているのを耳にして、「私が学校に行ってる間にお家がなくなっちゃったらどうしよう」と不安になり、学校に行くのを渋るようになった。きっと、学校にいる間も、不安で不安で仕方なかったんじゃなかろうか。私が学校にいる間に家がなくなっていたらどうしよう。きっと、学校が終業すると一目散に帰り、家があるのを見て安堵していたのではないか。

■その2
ある教師がやはり学校にいけなくなった子どもの相談をしてるうちに夫婦仲について話を聞くと、子供が学校に行かなくなる前に、大きな夫婦ケンカをして、母親が「こんなウチは出て行ってやる」と子供の聞こえるところで言ったのがわかった。
子供は「私がいない間にお母さんがいなくなったらどうしよう」と不安になり、学校に行けなかった。

■その3
ある母親は子供が幼児のころ、子をしかるときに、「(子供がうるさくて言うことを聞かないから)もう、お母さんは旅に出ちゃうからね。(『ガンバの冒険』…?)」と言って怒っていた。
小学1年生になった子供はある日突然学校に行けなくなった。
 何ヶ月かしてから「私が大きくなったから、お母さんは旅に出てしまうのではないかと思い、心配になった」から学校に行けなくなったと言ったのでした。

上記のなかに、ウチの子の例がひとつ入ってます。(大・爆・笑)orz
あくまでも、このような場合もあるという程度に読んでください。

筒井康隆の「時をかける少女」(小説版)にも、ちょっとしたきっかけで問題行動(?)を起こす小学生の弟を、主人公が解いている。
私自身も子供のとき、少なからず問題児でした(爆)ので、「誰かわかってくれる人がいればよかったのに」という気持ちで書いてます。ははは。

 某ママさんのお友達さんには、子供はほんとに短い間だけべったりとイヤというほどくっついてあげれば、そのうち「もういい」といって離れていくもので、ハグできるのも本当に今のうちだけだよと伝えてほしいです。

繰り返しますが、某ママさんがお友達を専門機関に橋渡しできたことだけで、本当に十分だと思います。




児童虐待事件について語り合う掲示板で、「どうすれば虐待は防げたのか」という、たぶん若い方たちの世の中への不信が目立った意見に対して。
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こんにちは

過去の事件の被害者の遺族の訴えにより『ストーカー防止法』ができて、傷害や殺人のような身体に害を及ぼす事件が起きる前に警察が介入する法律が出来ている。(実際にどこまで機能してるかはまだこころもとないですが。)

以前は「法律は家庭に入らず」という不文律があり、「夫婦ゲンカは犬も食わない」が言わば慣例で、家庭内の暴力には警察や国は介入しないものだったけど、『DV防止法』ができて、家庭内の夫婦や親子や恋人間であっても、警察や行政が介入できるようになった。

法ができるということは、それが社会常識になり、その法の実現のための人員や予算を組めるようになったということで、すごいことなんだよ。

児童虐待防止法』が出来る前は「家庭内で解決すべき問題に、税金を使ってまで介入するのはよろしくない」という人もいたけど、今はそんなことを言う人はいない。(今そんなことを言ったら袋叩きにあうのではないか。それだけでも隔世の感だ。)

それだけ社会問題化してるのと子どもを育てる社会の仕組みが劣化してることや、これは皆で何とかしなければという問題意識が出来ているのだけでも昔はなかったことだ。

(私も子どもが自分で気がつけるように、CAPという子どもが暴力にNOをいえるようになるためのワークショップの企画を何度もした。)(CAPの団体は全国にあるが、西高東低なのは関西のほうが事件が多かったからとも言われる。ワクチンは風土病が起きるその土地でなければつくられないということか。)

テレビでは悲惨な事件がおきてからの報道しかしないけど、コンビニの店員さんが通報して、無事保護された子どももいる。
CAPを受けていたので逃げ出せたという子どもや女性もいる。

などということを、

以前、子どもから「どうしてこういう虐待事件が起きるの、防げないの」と問われたときに答えました。絶望してほしくなかったので。長文失礼しました。<(_ _)>深々

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